"美術館を見に行く旅行"なんて、この夏ちょっとツウっぽくなってみませんか。
2年前に金沢21世紀美術館がオープンして以来の大型美術館が、今夏、青森に出現します。
■7月13日 青森県立美術館オープン【青森・青森市】■
日本最大級の縄文集落遺跡、三内丸山遺跡の隣りに建設された県内初の大型美術館。
建築家・青木淳氏が設計したアーティスティックな白い建物が、一際目をひくが、
「土の壁」と「白い壁」が表情豊かに遺跡と一体化するデザインとなっている。

美術館は、地下2階・地上2階に、
企画展示室、常設展示室、シアター、ワークショップ、レストランなどが配置。
中でも一番注目したいのが、美術館中央にある巨大な「アレコホール」。
展示室空間は21m四方、高さ19mもある。
関東の美術館からは想像し得ない空間。

ここに幅15m、高さ9mという大作3点が常設展示される。
マルク・シャガールが描いた、バレエ『アレコ』の背景画である。
「ちびまるこちゃん」の花輪くんなら卒倒してしまいそうなこの背景画、
青森県は3枚を約15億円で購入したという。
開館記念展として、このシャガールを取り上げ、
「シャガール 『アレコ』とアメリカ亡命時代」を開催する。(7月13日〜9月24日)
フィラデルフィア美術館から借りた『アレコ』の背景画を加え、
世界で初めて、美術館で4点が同時に展示されるほか、
舞台美術、油彩画、水彩画など合計196点が一堂に集まる。
(うち日本初公開作品は100点以上)
また、「青森コンプレックス」と名付けられた今年度の常設展には、
芸術家やテーマごとに展示スペースが設けられ、
最初のスペースには隣りの三内丸山遺跡からの出土品で
重要文化財に指定されている土器などが展示される。
”美術館では、静かにしていなければ”と気負って、ファミリーはつい敬遠しがち。
でも、ここでは「こども美術館」のイメージの下に、
子供の頃から美術館や芸術に親しむことを奨励する方針なので、
家族揃って安心して訪れられる。
子供たちのための創作空間のキッズルームやワークショップも設置されている。
時が流れるのも忘れて、現代建築の空間で近代美術や古代文明を堪能する休日、
ゆったり過ごしてみてはいかが。
(なっつん)








